チラシなどを発信してみると、当然ですが結果が出ると思います。
その結果に対して、どのように対応しているでしょうか?
一番やってはいけないパターンは、一喜一憂してそれきりで終わってしまうことです。
結果が良かれ、悪かれ、1回限りで終わらせてしまうことは本当にもったいないことです。
一番大切なことは、改善しながら継続すること。
でも改善するには、どこを改善すれば?
という話にもなります。
今回は、まずはここを改善して欲しい3つのポイントをお伝えします。
ヘッドラインを変える
これは、冒頭のキャッチコピーのことです。
お客さんの注意をひく部分になります。
例えば、
「あなたは、◯◯なことで悩んでいませんか?」
「モテる女がこっそりしている◯◯の秘訣」
などがヘッドラインになります。
よくファッション誌など雑誌で見かけるような、「興味を引いてもらうため」の見出しになります。
この部分が大事な理由としては、このヘッドラインが弱いと、そもそも見てもらえなからです。
どんなに商品やサービスが良くても、使ってもらわなければなりません
使ってもらうには、興味を持ってもらわなければいけません。
ということは、いかにこのチラシの冒頭のキャッチコピーでお客さんの注意を引くことが大切かということがうかがえます。
よく「コピーライティング」とか、「コピーライター」というと、このキャッチーコピーの部分を考える人と答える人が多いのは、その印象やイメージが強いからです。
チラシの反応が低いときには、ヘッドラインが弱い。つまり印象に残らない、気付いてもらえない状態になっている可能性があるので、ここを改善するだけで、チラシの反応がいきなり変わったという話もよくあります。
このヘッドラインを決める際のポイントは、とにかく数を出すことです。
目標としては、20個くらい候補を挙げた上で、一番良さそうなものを選ぶようにしてみてみてください。
ベネフィットを変える
ベネフィットは、商品やサービスを手にしたことで、お客さんが得られる変化のことです。
厳密にいうと、「メリット」が「ある人にとってのメリット」になったときに「ベネフィット」に変わります。
このベネフィットの言い方を変えることで、相手の受け方や受け取り方が、全く異なります。
ベネフィットの伝え方によっては、ターゲットが変わってしまうくらいです。
例えば、小麦粉を抜くグルテンフリーの食生活を勧めるサポートがあったとします。
そのとき、ベネフィットを変えることでダーゲットが全く異なります。
ダイエットの場合は、
「グルテンを取らないことで、腸内環境が整い栄養も少ない量で充分に摂取できるようになり、かつお腹も空きにくくなるので、食べることを我慢することなく痩せられます」
となります。
体質改善の場合は、
「グルテンを取らないことで、腸内環境が整いきちんと栄養を摂取することができるようになるので、自己治癒能力が高まり、薬に頼らなくてもアレルギーが軽くなります」
というふうな感じです。
同じ、効果をもたらすものでも、見せ方や結果の伝え方を変えることで、ベネフィットが異なってきます。
ベネフィットが異なることで当然ターゲットも変わってくるのです。
作業としては、今書き出しているメリットが、他の人のメリットにもならないか考えてみてください。
例えば、ipodは特徴として「160GBの容量があります」。
という特徴も音楽好きの方に対しては、「10000曲以上の音楽を入れることができます」となります。
では、他の人に響くようにするにはどうしたら良いでしょうか?
「1000以上の音声セミナーを入れることができます」となったらどうですか?
大学の教授だったり、勉強したい人にとって持ち歩きながらセミナーを聞いたり勉強できるメリットに変わります。
こんな感じで、もともと見込みとしていたターゲットではない人が使うと、どんなベネフィットが得られるのか?
たくさん変化させてみてください。
オファーを変える
「オファー」とは簡単にいうと取引の条件です。
よくテレビの通販番組で、
「この通常価格30万のネックレスを、今なら49,800円!
しかも、今日限りの申し込みなら、さらに割引して39,800円!
さらに、3時間以内のお申し込みなら、観てるだけで素敵に飾られる台座や、輝きをさらに増すことができるコーティング剤も特典としてつけます!」
というような感じです。
お客さんがあなたと取引するにあたって、どんな条件で取引するのかをいろいろ検討・変更してみましょうということです。
ある会社では、展示会の案内を1ヶ月前から告知していましたが、イマイチ反応がありませんでした。
そこで、特に来て欲しいお客さんには、「先行案内」という形で作成し、特に決めていなかった申し込みの期限も1週間に一度区切った形で、配信をし直しました。
すると、今までは対面の営業のみで、なかなか参加の確約が取れていなかったのが、チラシ形式で書き方を変えただけで、すぐに反応があり約30社くらいに送って5社から参加の申し込みが入ったこともあります。
ほとんどの、チラシはこの「オファー」が書かれていないことが意外と多いです。
大手企業のただの案内チラシであれば、それでも問題はないのですが、予算の都合でそんなに枚数をすることができない会社であれば、なおのことお客さんから何かしらの反応をもらうことが重要になってきます。
「人数」や「数量」、「期限」など少しでもお客さんが反応する要素をチラシに反映さてみてください。
いかがでしたか?
チラシを改善する際に、どこを変えたら良いか分からない時は、とりあえずこの3点について改善してみて欲しいと思います。
また、もしこの3つをチラシに入れていなかったということであれば、是非次回から、作成中なら今回から入れるようにしてみてください。
また変える際の注意点として、いきなり3つを変えないようにしてください。
いきなり3つを変えると、どこがきっかけで変わったのかが分からないくなるからです。
修正するときも、3つの要素のうちのどれかを決めてから修正するようにしてください。
ここで大切なのは、もうお気づきかもしれないですが、継続することです。
3つのポイントを変えるには3回チラシを出さなければいけません。
多くの制作会社は、この部分を意外と知らないことが多いので、とりあえずたくさん出しましょうという話もします。
確かに間違ってはいませんが、せっかくお金を出して作るのであれば、知らないよりも知っている方が良いにきまっています。
是非さっそく、取り入れてみて頂けたら嬉しいです。