以前簡単に売上を上げるシンプルな方法をお伝えしました。
そこでは、「分解」すると良いですよいうことをお伝えしましたが、この方法は「売上」に限らずいろいろな場所でも使うことができます。
例えば、やろうやろうと思っていても、なかなか進められない案件など、、、
では、そもそも分解することで、どんなメリットがあるのか?
行動や目的などを「分解」することで得られる5つのメリットをお伝えします。
アイディアが浮かびやすくなる
一つにアイディアが浮かびやすくなるということです。
「売上を上げる」と考えると、とても漠然していることが、お客さん数とお客さんの単価と、お客さんの購入の頻度と3つに分解することで、発想が浮かびやすくなりました。
他には会話でもそうですが、よく「なんか話して」みたいに突然、漠然としたことをフラれてるとどうでしょうか?
「何を話そう?」と悩んでしまう思います。
でも、「最近食べたおいしいものについて」とか、「今熱中している趣味の話」などより細かなテーマを聞かれた方が話が浮かびやすいと思います。
売上や会話だけに限りません、「料理」にしても、「旅行」などにしても全てにおいて漠然をしたことを考えようとしても、なかなかアイディアとか発想って浮かんでこないものです。
料理なら、中華なのか、和食なのか、洋食なのかを絞るだけでも考えやすくなります。旅行もアジアなのか、ヨーロッパなのか?
はたまた国内なら九州なのか東北なのか?
場所だけでも、検討するポイントがたくさんあります。
他にも予算や移動手段など・・・
一つのテーマも分解することで、よりアイディアや発想が浮かびやすくなります。
頭の整理がつく
漠然としていたテーマなどで「さぁやってください」と言われて、
「どこから始めよう?」
「何から手をつけよう?」
と突然、野に放たれたウサギのような気持ちになった経験はないでしょうか?
「とりあえずやってみて」とか、
「とりあえずこうしたら良いんだよ」
など人から言われて、
「言うのは簡単だけど、どうやるんだよ」
と頭を悩ませた経験が私自身も何度もあります。
そんな時は、とりあえず一回立ち止まって、順序を整理して始めることをお勧めします。
方法としては、流れを一つ一つ区切って分解して並べていくと、頭のなかがすっきりた状態で始めることができ、かなり効率が良くなります。
頭の良い方は、全て自分の頭のなかで完結できてしまうかと思いますが、出来れば書き出していくことをオススメします。
書き出すことで、改めて、頭の整理がつくことと、いちいち憶える必要がなくなるので、頭のなかもクリーンになり結果的に集中力も増して仕事が早くなります。
ただ、その場合「考えすぎて逆に進めなくなってしまう人」も中にはいます。
そんな時は何からやったらいいかわからないけど、「何か一つ」取り組んでみる方法もオススメします。
わからないけど「やってみる」と「何ができ」て「何がわからない」か見えてきます。そこで改めて、整理してみるとよりスピード感ありながら、精度を上げられます。
力を注ぐポイントが明確になる
分解することで、現状の自分の「出来ていること」「出来ていないこと」、「理解していること、理解できていないこと」「スタートからゴールまで」が明確になります。
明確になると、自分がどこに今一番力を注ぐべきか?時間をかけるべきか?
ということも明確になります。
場合によっては、ある部分は他の人にお願いもできるようになります。
他の人にお願いできるポイントが増えることで、より自分の時間に、力を注ぐことができるようになります。
特に社長や経営者の方々は、自分でなんでもやってしまおうと思う方が多いです。
また全て自分でやらないと、できないと気が済まないという方も多いです。
ですがそんな社長こそ、力を注ぐ部分と、抜く部分を切り分けて、大事な部分にエネルギーを注いで欲しいと思っています。
ハードルを下げられる
売上を上げることだけに限らず、いろいろやろうとは思っているけれど、なかなか進められないことが、頭の片隅に1つや2つはあるのではないでしょうか?
それは、なぜだと思いますか?
理由は、おっくうだからです。
やろうと思っていることが、「一つの大きな塊」として頭の中に浮かんでいるので、面倒くささが優先して手を出すことが、できなくなっているんですね。
そんな時も、分解する方法は有効です。
初めは「一つの大きな塊」でも、分解していくことで、一つ一つが小さくなっていきます。
小さくなってみれな、普段の慣れた仕事と同じようにこなすことができます。
「やってみよう」というハードルも下げることができます。
とりあえず、「これくらいからなら」とスタートを切ることができます。
どんな物事も小さなタスクの寄せ集めなんですね。
それが見えずに一つの「塊」に見えてしまっているので、なかなか手が出せない状況になってしまっています。
特に今までやったことのないことほど、この傾向にあります。
そんな時は、「その専門の人に聞いてみる」を一番小さな行動として、やってみてはいかがでしょうか?
行動がシンプルになる
今までのまとめになりますが、どんな大きな仕事なども小さな仕事の寄せ集めになります。
売上にしても、まず3つに分解することで、
そもそものお客さん数を増やせばいいのか?
お客さん数はあるから、流出するお客さんが減らないようにすればいいのか?
など、強い部分と弱い部分が見えることで、やるべきことがまとまり、はっきりします。
力を注ぐポイントが明確になることで、今月は、
「とにかくお客さんのフォローを大事にしてみよう」とか、
「どうやったら1回あたりの購入額を増やせるか考えてみよう」
など、テーマを持って活動出来るので、確実に実力をつけながら前進することができます。
他にも、
お客さんのフォローを大事にするには、
・お礼の電話を必ず入れるようにする。
・進捗の報告をマメに入れる
・情報を伝える方法が、「電話だけ」だったのを、「電話とメール」にする。
・起こりそうな問題を先に伝えておく。
など、
やることがシンプルだと、絞ることでよりアイディアや発想も出やすくなります。
いかがでしたでしょうか?
漠然とやってみようとすると、どうしても足が進まない。気が向かない。などやろうと思っていてもなかなかできないことも、「分解」してみると一つ一つは、たいしたことではないと再認識できます。
ただ、初めてのことはそもそも分解の仕方がわからないことも多いです。
その場合は、まず「知っている人に聴いてみる」という前段階を入れたり、「まず何か取りかかって」みて「わからないこと」を把握してから「分解する」。
など、その前段階のステップを一つ踏んでから始めると、より効果的になるので、オススメします。
ぜひ今、頭に浮かんでいる「やろうと思っているけれど、やれていないこと」にぜひ取りかかってみてください。