仕事術

商品ないのに売れた!?

man in red shirt wearing black framed eyeglasses

先日クライアントとの食事会をしてとても嬉しい報告を受けました。

それは「ここ最近連続でご注文が頂けています!」というお声です。

クライアントが成果出ることって自分のことより嬉しかったりするんですが、

今回の嬉しかった理由は、ただ単に売上が上がったからというわけではありません。

理由は、

「まだ商品できていないのに、売上がたった!」

からです。

「え!?どういうこと?」

「商品ないのに売れるって意味がわからない」

って思われたかもしれません。どういうことかというと、

まだ商品を作っていない段階で、

「こんな企画をします!」

「こんな商品を提供します!」

という募集をしたところ、申し込みがあったということです。

なので、クライアントは、急いで商品の中身作りに取り組んでいます。

そんなことあり!?って思ったかもしれませんが、

僕の中では、全然問題ありません。

むしろ、クライアントにはどんどん取り組んで欲しい方法だと考えています。

なぜか?ということですが、

理由はシンプルで、売上を先に立てることで、

・安心して商品を作ることができる

・ケツが決まっているので、急いで商品を完成させることができる

からです。

日本は、物づくりの国です。

「メイドインジャパン」が世界でのブランドというくらい、商品の品質が高い国です。

なので、基本的には「モノ」ありき。

きちんとしたものを作らないと販売してはいけない。と盲目的に信じています。

企業も商品ありきで、営業活動をしますし、

営業マンも商品がなければ売ることができないと考えます。

だから起業したり、新しい商品やサービスを販売する際も、

ものすごい時間とお金と労力をかけて、「先に」商品・サービスを作り込もうとします。

どこに出しても恥ずかしくないような高品質な商品を作ってから、販売しようと考えます。

クレームや失敗が内容に売る前からブラッシュアップをします。

でも、そこには当然、お金もかかります。時間もかかります。

しかも商品ができたからと言って、いきなり売れるかは出してみないとわかりません。

もしかしたら、全く売れないかもしれません。

そうなったら凹むどころの騒ぎではありません。

何より僕たちのような中小、零細企業は、目先の売上を立てなければいけません。

キャッシュフローをいかに回していくかが、重要になります。としたら、

まずやることは、「売ること」です。

仮でも良いのでリリースしてみて、反応をみて、

お客さんがどんな反応をするかをテストすることが重要になります。

売れたなら需要があると判断して、より拡大をしていきます。

売れないなら需要がないと判断して、次の商品を検討していきます。

この流れをいかに早くするかが大事になります。

「ビジネスで大事なことは、まず売ること。売ってから商品を作れ」

これは、アメリカの起業家であるマイケルマスターソンがいったことです。

僕も、サラリーマン時代にこの言葉を聞いて、全く理解ができませんでした。

やっと腑に落ちたのはここ1〜2年です。

「まず売る」ということが、どうしても腑に落ちないのであれば、

「売りたいな?」「需要があるのかな?」ということを、まずお客さんに投げてみてください。

そして反応をみてください。

良い反応なら進めてみる、微妙なら次のアイディアを出す。

このアクションだけでもすぐに取ってみてください。

イメージが掴めてくるはずです。

ABOUT ME
岩脇 政憲
「96%の中小企業は価値を安く売り過ぎ」という思いから、忙しいのに売上が伸びない経営者が「働き方は商品を変えることなく、売り方・見せ方・伝え方を変えるだけで売上を何倍にもする専門家」 起業後2年で20もの業種で成果を出す。 不動産の業績を6ヶ月で1.5倍・呉服屋の業績を1ヶ月で2倍・サロン収益を9ヶ月で1,200万円UP・ライターの単価15倍などを支援。 売上を上げたいけれど、これ以上仕事が増やせない・売上を上げられないと悩む経営者が、働く時間・やりたい仕事・お客さんを自分で選べるビジネススタイル作りのお手伝いをしている。
保護中: 高単価で売れる後出し提案書

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。