突然ですが、質問です。
東京から大阪へ向かおうとしている人がいたとします。
その人は、どうやったら少しでも早く大阪に行くことができるのか?
を必死で考えています。
「歩いて行こうか…自転車で行こうか……、車か……..あ、でも車は免許がない…。
自転車ならロードバイクが早いか?ロードバイクなら、どの種類で、
どんな装備を使えば良いか…他にも、どこでホテルをとって、何泊して行こうかと…….
そうすると、意外と宿泊費がかかる。良い道具を使えば使うほど、出費が激しい…….
はてどうしよう……….?」
となっている人がいたらあなたは、何をアドバイスするでしょうか?
僕だったらですが、、、
「新幹線使えば?」
と言うと思います。
片道15,000円で行けますし、時間は3時間半でつけます。
早いし、安いし、自力でなんとかしようとするよりも何倍もお得です。
そんな当たり前のことを質問にすんなよ…と思われたかもしれません。
確かに、新幹線を使えば良いなんて、皆さんなら考えてなくても答えが出ることですよね。
では、この人が新幹線を知らない人だったとしたら?
言われるまで、教えてもらうまで、実際に乗ってみるまで、
新幹線のアイディアには1人ではたどり着けません。
黙々と地道で時間のかかる方法で、しかも余分な出費をかけて大阪へ向かっていくことになります。
気付きさえすれば、今までの悩みが嘘のように
簡単に解決することだったということを理解することができます。
何を言いたいのかというと、人のアイディアというのは、
自分の知っている領域・常識の範囲の中でしかアイディアを出す事ができないという事です。
知っている範囲の知識で考えようとし、できるとイメージが湧くことだけで解決しようとします。
その自分の知っている領域内だけで、最善の方法、効率化、生産性を上げようとします。
それは、足し算にしかなりません。
もし、掛け算的にステップアップするためには、あなたの常識外のこと、
知っている領域外に解決のアイディアがある可能性が高いということです。
「無知はコスト」
これは、以前僕が、先生から言われた一言です。
「知らない」と言うだけで、膨大な時間とお金と労力を損します。遠回りをします。
自分の知っている領域だけで完結しようとして、大した成長やスピードは出ません。
もっと早く成果につなげたい。
もっと早く欲しい結果にたどり着きたい。
と思われている方は、ぜひ領域の外のアイディアを聞くアンテナを立てておくことをお勧めします。