これまでビジネスをしてきて、
嫌なお客さんの対応を、一度や二度は経験したことがあると思います。
僕の講座や情報を受け取っている人は、
「嫌な客は切れ!」
という話は一度は、聞いたあるのではないかなと、、、。
ちなみに、
僕のいう「嫌な客」とは、
費用対効果が全く合わなかったり、不当な要求が多い客のことを言います。
しかし、この「嫌な客」の解釈を少し間違えると
実は、あなたはチャンスを失う可能性も存在します。
例えば、
それなりの売上や規模になってくると、コンプライアンスや規約など、
あなたが、これまで経験したことがない、いろいろな手間や労力がかかってきます。
その場合、こちらが経験不足であったり、相手の基準に達していないだけで、
ただ単に要求についていけていないだけの場合があります。
それを「表面的な大変」
という部分だけで考えてしまうと
「嫌な客」と判断をしてしまう可能性が高くなるということです。
どんなお客さんと付き合うかは、
あなたのビジネスをする上での基準によりますが、
この場合は、
私はむしろ食らいついていくべきだと思っています。
理由は単純で、
こちら側の水準とレベルが底上げされるからです。
水準が上がってさえしまえば、
それ以降は同様の仕事も受けることができるようになります。
仕事のキャパシティーが広がります。
サラリーマン時代、スタッフから
「対応がとても大変だから切りたいお客さんがいる」
という相談をされたことがありました。
しかし、データを見てみると、
売上的にも、利益的にも、キャッシュフロー的にも
エリアでトップ5に入る優良顧客でした。
切るどころか、むしろ「必死についていきたい良いお客さん」
という結論に至りました。
しかも、よく聞いてみると、単純にスタッフがラクをしたいだけだった
という事実も発覚しました。
ビジネスをしていると、
「嫌な客は切る」という話は必ず出ます。
しかし、それは「本当の嫌な客」なのか?
改めて見直してみてはいかがでしょうか?